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CBT運用スタートまでに何をすれば良い?CBT導入の流れを解説!

2024年01月10日
  • CBT

試験の実施にあたってオンライン試験の「CBT」を導入したいと考えたとき、何から始めたら良いのか疑問に思っている試験主催者の方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、従来の紙で行う試験の準備と比べてどのような違いがあるのか、CBTを導入して実際に運用がスタートするまでの流れについて解説します。

1.導入の検討〜決定

1-1.CBTを検討するポイント

紙の問題用紙や解答用紙を使い、会場に集合して行う従来型の試験(PBT)には、さまざまな課題があります。試験主催者の方が以下のような課題を抱えている場合は、CBT導入の検討をおすすめします。

  • 全国から受験者を集めたいが、会場の確保が難しい。
  • 試験日を増やしたいが、業務負荷やコスト的に余裕がない。
  • 試験受付や会場の振り分け、問い合わせ対応などの業務が膨大。
  • 用紙の印刷、保管、会場への配送コストがかかる。
  • 試験監督、受付、採点などの人材確保が難しい。
  • 問題漏えいなど不正対策に悩んでいる。
  • 災害など非常事態時の対応が難しい。
  • 採点や集計に手間がかかり、結果発表までに時間がかかっている。

1-2.CBT試験運営会社に問い合わせ

CBTとは「コンピュータを使った試験(受験)」だけを意味するわけではありません。CBTは受験申込、試験実施、採点、合否通知まで、すべてデジタル化されています。これら一連のシステムを自社開発し、試験監督や受付などの試験運営すべてを内製することは非現実的。試験官が常駐する試験会場で、厳格な体制のもと試験を行いたい場合は、CBT試験運営会社に委託することになります。

CBT試験運営会社へ問い合わせをする際は、「1−1.CBTを検討するポイント」で抱えている課題を解決できる体制があるか、Webサイトなどであらかじめ確認しておきましょう。主に、以下のポイントを重視して確認することをおすすめします。

  • 全国の受験者が受験しやすい環境(会場数、設備)がある。
  • 試験受付、実施、問い合わせ、採点まで一括で対応できる体制がある。
  • 土日のサポート体制がある(土日も試験実施を想定している場合)。
  • 海外配信も可能である(海外での受験者を想定している場合)。
  • セキュリティ体制が強固である。

1-3.CBT試験運営会社との打ち合わせ

問い合わせたCBT試験運営会社と打ち合わせをします。

サービスの説明を受けたり、想定している試験実施の要件を運営会社に提示したりします。

1-4.CBT試験運営会社からの提案

打ち合わせを受け、CBT試験運営会社が考える最適な実施プランの提案と見積もりが提出されます。その後も打ち合わせを重ねてプランと見積もりを調整し、試験の仕様を固めます。

1-5.契約締結

試験の詳細な仕様が固まったら、CBT試験運営会社と業務委託契約を締結します。

2.試験の設定・準備

2-1.試験問題入稿

試験問題を作成し、CBT試験運営会社が指定するフォーマットに入稿します。CBTを導入すると、紙による集合型試験よりも実施回数が増えることが多いので、問題数を多めに準備することになります。

プロメトリック社のCBTは画像や動画を使った出題も可能で、どの会場でも同じ条件(モニターのサイズ、解像度などのコンピュータースペックが同一)で出題できます。音声による解答も可能です。

2-2.実施準備

試験実施に向けて、各種システム設定、試験問題のCBT化、試験専用ページなどが、CBT試験運営会社から用意されます。

試験主催者側では、受験者の申込受付、問い合わせ対応、試験日の流れ、採点、結果通知まで、従来の紙試験とは異なるフローになります。紙試験と比べて人の手を解することが少なくなり業務負荷が軽減されますが、必要な業務が変わってくるので、それに合わせて体制を整えることになります。

2-3.受験者向け試験専用ページの公開

受験者向けに、試験の概要や開催情報、お知らせ、問い合わせ先などを掲載する試験専用ページを公開します。試験の受付時期には、このページから予約に進むことができます。

3.試験実施〜合否発表

3-1.予約受付開始

試験専用ページから受験者は試験予約の手続きをします。プロメトリック社のCBTの受験者は、クレジットカード、コンビニ、Pay-easy、QRコード決済、受験チケット(バウチャー)での支払いが可能です。

3-2.試験配信開始

試験配信がスタートします。受験者は予約した日時、会場で受験します。

3-3.結果発表

解答データを収集・集計し、結果を発表します。あらかじめ合格基準を決定している場合は、試験終了後に即結果を発表することも可能です。

プロメトリック社のCBTでは、受験者はマイページからスコアレポートを取得できます。また、主催者団体向け管理システム(CRS)から結果データの取得、受験資格者の管理などができます。

まとめ

今回は新たにCBTを導入する時の流れについて解説しました。委託するCBT試験運営会社によって、細かな流れや機能は異なりますが、大まかな流れとして参考にしてください。

プロメトリック社のCBTは、全国47都道府県120都市に会場を持ち、同一の条件で試験を実施することが可能です。また、資格制度の設計から、試験問題の作成・管理、試験実施運営、試験結果の分析までのワンストップで対応できる体制が整い、グローバル企業として海外での試験配信にも豊富な実績があります。CBTを検討する際は、30年以上にわたって世界中の試験配信を安全、確実に行ってきたプロメトリック社にぜひご相談ください。

CBT導入についてのご質問、運用のご相談、料金についてなど
ご不明な点がございましたら、まずはお気軽にお問い合わせください。

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